九州作業療法学会

2020

in NAGASAKI

Kyushu Occupational Therapy Congress 2020

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テーマ 作業療法技術の伝承と未来の創造

九州作業療法学会2020学会長 沖 英一

超高齢化社会(2025年問題)を迎え医療・福祉での対応に限界が見えてきているこの社会情勢の中、行政は人々が住み慣れた地域で暮らして行ける様にと、自助・互助・共助・公助の考えから地域包括ケアシステムの必要性を謳い、官民一体となり準備を行って来ています。

作業療法は「住み慣れた地域で、その人らしい生活を可能にするための支援方法」である事は言うまでもありません。その対象となる人は、身体・精神・発達・高齢期の様々な障がいや環境への不適応により、日々の作業(生活行為)に困難が生じている、またはそれが予想される人や集団であります。高齢期の障がいに対する支援だけではありません。同時に家庭内に精神に障がいを持つ人・発達期に障がいがある人(児)など、複数の障がいを抱えているケースなどへの支援も行う事が想定されます。そういった方々への支援として介護予防事業、地域ケア会議、認知症対応など、今後益々地域の作業療法士に協力依頼が増えてくる事が予想されます。我々作業療法士は、その特別な技能によって公共の福祉にも応えていかなければならない職業(専門職種)であります。

現在では、九州管内の作業療法士の数も約1万人となり、これまで先達が培ってきた作業療法の技術を、それぞれの会員が地域の中で実践し展開してきたことで社会に認知されてきました。行政や国民のリハビリテーションに対する期待は、医療から保健・福祉の分野へと大きく変わり始めております。我々作業療法士は、これまで実践してきたその技術を魅せること、そして継承し発展させていかなければなりません。

今回の学会のテーマは「作業療法技術の伝承と未来の創造」としました。日本の近代的医療の発祥の地である長崎で、誰もがその人らしく生きる権利の回復と、まもなく到来する超高齢化社会を明るく活力のある社会にするために、皆様と一緒に作業療法を考えて行きましょう。

中止のお知らせ

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開催会場

長崎ブリックホール
〒852-8104
長崎県長崎市茂里町2-38

事務局

九州作業療法学会2020 事務局
一般社団法人 長崎県作業療法士会
〒850-0822
長崎県長崎市愛宕1丁目36-59
長崎医療技術専門学校内
E-mail:kyuot2020@nagasaki-ot.com

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